相去の長七様

昔、相去村に盲目の長七という人が住んでいた。
実直で、慎ましく、人からも信頼されて暮らしていた。
あるとき、北の川村の男二人が、明日食う米に困り長七さんに米を借りにいった。
長七さんは快く米を貸したが、返済の段になって、北の川の男は、すりぬか入の米を長七さんに返した。
このことが長七さんを酷く傷つけ、人を信じることができなくなり、この世の人の無情を嘆き、自ら生きたまま墓穴に入り亡くなったと伝えられる。
長七さんの霊を慰めるために祠が建てられ、霊を祀ったお宮がある。
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今でも目の悪い人に御利益があるといわれ、訪れる人も多い。
場所は、相去の河内神社より下流700mの町道山手。畑の上の杉林の裾にある。
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森下嘉晴

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