館長の想いが詰まった四万十かっぱ祭り
10月7日(土曜日)、8日(日曜日)は、第一回目となる四万十かっぱ祭りが行われました。

祭りというのは地域のつながりを結び付けて活性化のきっかけにしていくには絶好の機会です。
そんなお祭りが、過疎地が進むにつれ減りつつある昨今で、逆にだからこそ誕生したというのはとても珍しいケースです。
この10月、打井川で素敵なお祭りが誕生したという事で本祭では本当に沢山の人が集まってくれました。

地域を愛する偉人達もこのムーブメントを楽しく見てくれていたかもしれません。

1日目(前日祭)は、かっぱ音楽祭!
このイベントは2日間にかけて行われたのですが、まず7日(土曜日)は前日祭が行われました。
主な内容は「四万十かっぱ音楽祭」
▼大正中学校音楽部「FAIRY PITTA JAZZ ORCHESTRA」の演奏で音楽祭は始まりました。
昭和小学校金管バンドは、この日のためにカッパの衣装と、「ラッパカッパーズ」というネーミングを考えてきてくれました。

▼サックスの山地さんのJAZZ演奏は、実に味わい深い音色を楽しめます
かっぱの恰好をしたロックバンド『MY GOD ME IS BACKNESS』(マエガミ イズ バックネス)は、コミカルさと激しさがマッチした非常にカッコいい楽曲を披露!


その後の”南国氏からやってきたヒーロー”「ごめん戦隊 ゴメンジャー NEXT」は笑いありツッコミあり、アクシデントありのニューヒーローバンド。

大いに盛り上がりをみせてくれましたし、インパクトという点では抜群でした。
また四万十町に来て欲しいと感じたほど!


普段見る事の出来ないパフォーマンスに、観客の皆さんは釘づけ。
音楽祭としては非常に高いパフォーマンスばかりで大満足だったのではないかと思います。
▼祭りの二日間は、かっぱ館の入園が無料でした。家族連れのお客さんも大勢見えました。
▼ニューヒーロー ゴメンジャー に湧く子ども達
ゆるキャラ?なのか微妙なキャラもやってきた
かっぱ館ではお馴染みのキャラ「うまのすけっぴ」の「よいこ」(右)や、いたずら好きな目線が特徴の「わるさ」(真ん中)が参加、みんな愛嬌があってイベント会場をとても華やかにしてくれました。

小学生以上には受け入れられていましたが…小さい子どもには残念ながら怖がられてました。
一日目の除幕式後の集合写真…やっぱり左のクリスかっぱは目立ちます。
また、かっぱ祭りということでわざわざ兵庫県神埼郡福崎町から『河童のガジロウ』が来てくれました。
二日目は本祭!山車パレード
四万十かっぱ祭りは二日目の8日が本祭です。
この日は、まずオープニングセレモニーが「海洋堂ホビー館」で行われました。
▼開会式前からかっぱの仮装大賞に参加するべく受付に来てくれたお客さんがいました。
遠いところでなんと千葉県や神奈川県からやってきた方も!
なかなか熱いカッパの魂を持った方々が全国から集いました。

オープニングの挨拶が終わると、「四万夢多」と「セントラル」がよさこい演舞を披露!
山車パレードは大きな人のうねりに
演舞を披露してくれたよさこいメンバーや、ちんどん通信社、ゴメンジャーの面々、そして、う~みさん、それにこの日ライブに出演予定のsugertrapの2人も含めて豪華な山車パレードが、海洋堂かっぱ館に向けてスタートしました。

かっぱの仮装をした面々も参列し、そうでない方も緑のはっぴを身にまとい一つの流れとなって進んでいくさまは、かっぱというキーワードの下、この打井川で新しい波を起こそうとしているイメージがします。

大人も子どもも一つとなって進んでいます。

ちんどん通信社さんはさすがに盛り上げ方が上手く、周りのテンポに合わせて小気味よく楽器を演奏しながら進みます。
…そして、海洋堂かっぱ館へ!
かつてないほどの賑わいをみせる会場
館長も「こんなにすごい祭りになるとは…」とえらく興奮していたようで、後日談でその日の夜は興奮して寝られなかったそうです。
パレードが終わってすぐは、皆興奮していたのか、いろんな方やゆるキャラとの写真撮影の嵐。
その後はかっぱの仮装を競い合うイベントへと進みます。

全国のかっぱ達が四万十の奥地に集う!?

世界初?でないかと思います。かっぱ仮装大賞審査会。
全国からかっぱの仮装をしたメンバーの仮装ショー「かっぱウォーク」が行われました。

肌の色もきちんと緑にして本格的なカッパになりきっている参加者や、家族ぐるみで参加している方もいました。

大人のかっぱはリアルなものが多く、子どもさんのかっぱは可愛かったです。

▼仮装大賞は飛び入り参加もOK。実力者が沢山参加してくれました。
▼屋台の方も沢山の人で賑わいました。2時くらいにはほとんど完売状態でした。
▼かっぱ祭り本部では昨日に引き続き、かっぱのてぬぐい、はっぴ、そしてラムネを販売。
この日は熱かったという事もありラムネはよく売れました。
ライブや演舞も熱かった
仮装大会の審査の間、ステージでは熱いLIVEパフォーマンスが続きました。
まず、何度かホビー館やかっぱ館でLIVEをしていただいている「sugertrap(シュガートラップ)」

2人組のアイドルユニットで、ステージ上を縦横無尽に、盛り上がってきたらステージを飛び越えて唄って踊ってくれました。

彼女らは2人という少人数ではあるものの、大きな声と体全体を使ったダンスで見るものを夢中にしてくれていました。

是非このかっぱ館でのパフォーマンスを機にもっともっと飛躍して欲しいです。
終始パレードからライブまで動きまくってくれました。
四万十町ではお馴染みの「四万夢多」、そして「セントラル」さんの演舞。
煌びやかな中にも激しさがあり、それが周りを惹きつけていました。

▼四万夢多の演舞も華麗で、四万十を愛するメロディーも見せどころです。


二日間にわたってライブ出演者の方は個性あふれる方ばかりで、大いにこの会場を盛り上げてくれたと思います。
途中で帰ってしまいましたが、昭和小学高や大正中学のJAZAバンドも是非また演奏に来てほしいと感じました。
▼う~みさんの曲は老若男女幅広い層で楽しめる暖かい曲が多いです。
表彰と閉会、そしてまた来年へ…
盛り上がった第一回目の四万十かっぱ祭りもいよいよ閉会が近づいてきました。
最後はこのお祭りの司会を担当してくれた「う~み」さんの下、仮装大賞の審査発表が行われました。

かっぱという名の下こんなにも全国から駆け付けてくれたアーティストさんや参加者の皆さん。
皆さんにとってこのお祭りが思い出に残る一日になれば幸いですし、これからまたここ四万十町打井川からムーブメントを起こすべく第2回目のかっぱ祭りへと続いていければ素敵な事です。
へんぴな山奥だからこそ発信したい事
日本全体が過疎化して元気が無くなっている今だからこそ、祭りを絶やすのではなく誕生させ、そこから人々の絆を強めていく…
四万十町が、そしてかっぱ祭りがそんなモデルとなっていければ、と思いながらスタッフはまた進んでいきます。

海洋堂かっぱ館は、四万十の大自然を満喫できる素敵なスポットです。
春夏秋冬様々な景観を楽しむこともできますので、また皆さんのお越しをお待ちしています
最後に、このお祭りのために御寄附頂いた多くの人に感謝とお礼を申し上げます。