普通のお祭りと違うからこそ来て見てほしい
快晴の8月20日(日曜日)
この日は『第15回 四万十大正あゆまつり』が行われました。
開場は12:00にも関わらず、お昼前から沢山の人がやってきて非常に盛り上がった一日と言えると思います。
この“あゆ祭り”は普通のお祭りとは違った催し物があり、それが大変評判が良いのです。
四万十大正「大正新橋」下の川原で行われた今年のあゆ祭り、その詳細をご紹介したいと思います。

今年来れなかった人は是非来年こそ遊びに来てほしいです。
なぜ一味もふた味も違うお祭りなのかが分かると思います。
※車で来場の方も、近隣に駐車場があり、そこからシャトルバスが出ているので安心です。
四万十町の魅力良い所取り
お祭りの魅力は「見」て「食べ」て「感じ」て「チャレンジ」することに充実しているから。
説明よりも写真が分かりやすいでしょうか?
ステージイベントは様々な催し物があり、見るものを飽きさせません。
▼カッパの皇太子(?)も、このお祭りを祝う為かけつけてくれました。

▼みんな気軽に参加できて鮎についても博識になれる!
「あゆまつりウルトラクイズ」
▼大人は全員脱落!?運命の選択は子ども達の判断に委ねられます。
▼ウルトラクイズに勝ち残った方は「クイズ王」としてタスキが提供されます。
▼クイズに惜しくも勝ち残れなかった方達も、リベンジマッチのブースを用意。
鮎に関するクイズに答えるともれなくお菓子と四万十川に詳しくなれるチラシをプレゼント!

高知の祭りの定番(?)かもしれない「お楽しみ抽選会」や「餅投げ」はもちろんありましたが、それ以上に盛り上がった熱いパフォーマンス!
▼「四万夢多」のよさこい踊り
▼ギャラリーも大勢!知名度も人気も高い!!「四万夢多」
▼四万十川の体験コーナーといえばこれ。
▼小学生以上なら、申し込みをすればこの通り。
しかしこれだけならお祭りとしてはありきたりなプログラムになります。(十分豪勢な内容ですが)
これ以外の催しもの&食の屋台が、この祭りをより引き立ててくれてます。
イカダレースに掴み取り、川遊びと三世代が楽しめる催し
目玉プログラムとして、まず一つ目がイカダレース!
四万十大正あゆ祭りの会場は河原なので、横が川になっています。
これがなかなかコツがいるようで、体力あるチームが必ず勝つとは限らないのです。
連携やポジショニングに気を付けながら、多くの歓声をうけゆっくりとイカダは進んでいきます。
▼イカダレースの先では子ども達が川遊びを楽しんでいます。
なかなか自由度の高いお祭りです。
その他の目玉イベントとしては「アメゴやウナギの掴み取り」
これが非常に白熱します。
小学生のみの参加で、低学年~高学年という流れでつかみどりを行うのですが、もうこの時の子どもたちの目の輝きが凄い。
大人が外野から色々アドバイスを送るものの子ども達はおそらく聞こえていないでしょう。
もう目の前の魚を捕まえる事に夢中になっていました。
そんな子ども達の表情を見れば、テレビゲームよりもよっぽど面白いイベントだと思います。
▼高学年はやっぱりすごい!あっという間に魚の姿が無くなりました。
▼誇らしげに捕まえた魚を見せてくれました。(写真OKということで撮らせてもらいました。)
四万十川ならではの催し物で、大人も子どもも体を動かして体験して…
その後の食の主役はやっぱり「鮎」
この日のために、漁協の方が、鮎の塩焼きや鮎丼~
ウナギの蒲焼きなどを沢山用意してくれました。
見ているだけで美味しそうです。
鮮度は抜群な上に、鮎漁をしている方が火を焚いて焼いてくれた鮎なので味は申し分ありません。

ふと視線を上に向けると、登り旗。よく見ると「鮎のぼり」になっています。
”鮎のぼり”がたなびく河原で遊んで食べてステージを楽しんで…
そんな流れであゆ祭りもクライマックスを迎えます。
鮎の火振り漁を間近で見られる貴重な日
花火大会の前に行われたこの日の目玉イベント。

7時を回り、ようやく暗くなってきた中で行われた「火振り漁」実演。

この火振り漁は昔から行われている伝統ある鮎漁で、このあゆ祭りだからこそ見る事が出来る大変貴重な実演です。
貴重な光景だからこそ、この暗い中カメラマンの方達が川岸の方に沢山集まってきます。
実演の流れは会場で解説してくれますが、簡単に言うと網の仕掛けをしておいた後…
火を燈しておいた松明を水面上に揺らすことで、水中の鮎を驚かせ、網の方に誘導する漁だそうです。
この昔から続いている鮎漁を見ながら、四万十川と自然の恵みに感謝する日でもあります。
というのも鮎の漁獲量は年々減ってきています。

自然の恵みに感謝して普段当たり前のようにある四万十川を大切に思う気持ちが芽生えれば幸いです。
この自然と共に続くあゆ祭りがこれからも四万十川と共に続いていってほしいものです。
子どもたちにとっても忘れられない素敵な夏の思い出が出来たのではないでしょうか?