トイピアノというもの
7月10日(月曜日)お昼の13:30から、古民家カフェ半平にてちょっと変わった趣向のコンサート『トイピアノコンサート』が行われました。
トイピアノ?
その名の通り、おもちゃのピアノです。

音は… ちゃんと出ます。
ただ、その音が本来のピアノと違って、ちょっと音程が外れているというか、「音が不完全」という表現がいいのでしょうか?
それらのピアノの特製を受け止めたうえで、それぞれの楽器の個性を生かしたパフォーマンスをするのです。
そんな演奏者、畑 奉枝さん
sound office 音旅舎というサイトから詳細を見る事が出来ます。

懐かしき音世界との出会い
畑さん、当初はフリーのピアノ奏者としての活動や音楽教室の経営を行っていました。
しかし、幅広いジャンルのコンサート作品を全国的にてがけていくうちにトイピアノの今のスタイルにいきついたようです。
そして、全国を回りながら、ピアノの代用ではなく、トイピアノというまったく新しいジャンルの開拓をしています。

音旅のブログでも今回のコンサートの詳細が掲載されています。
風の通る古民家で大盛況のコンサート
当日のコンサートは人でいっぱいでした。

皆さん「トイピアノ」というジャンルに興味津々だったと思います。
聴いてみると、確かにピアノの音色とは違う独特の音色でした。

音というのは別に完成されているものでなくとも良いのです。
未完成でやや外れたような音でも、それらの良い部分を引き出して弾くスキルがあれば素晴らしい曲になります。
映画音楽のメドレーなども演奏してくれたのですが、何度か聞いたことがある映画のテーマソングなどがちょっと違った感じで伝わるので不思議です。

木琴やベルなどのアクセントとなる音も組み合わせた演奏を聴いていると、この人は楽器を本当に愛しているんだなぁというのが分かります。
畑さんは全国を演奏して回っていますが、また高知県、四万十町にも遊びに来てほしいですね。
演奏会場となった「古民家カフェ 半平」を大変気に入ってくれてましたし。