今回の記事は、『農業体験 一日百姓』のイベントの報告です。
体験イベントが行われたのは、四万十町の中間、大正地区から上流に進んだ「中津川」
車でずんずん奥まで進んでいくと到着します。
結構車で奥まで入らないとたどり着かないこの中津川は、自然に囲まれた秘境と言える場所です。

山の下にある田んぼを皆さんで収穫していきました。
年配の方はなんだかみんなで収穫ができるということで嬉しそうでした。

この地域で暮らす人たちに交じって、若者や子どもたちも一緒に収穫をします。
こんな当たり前の光景がなかなか見られなくなってきた昨今。
こういった農業体験の場をもっともっと作っていきたいと感じずにはいられませんでした。
なぜなら、過疎化で使われなくなった、耕されなくなった田畑がどんどん増えているからです。
収穫の中、子どもは大人のしぐさをまねて手伝います。
そんな流れで一つの田んぼが刈り取られていくのは、ただの「稲刈り作業」とは思えないくらいの充実感を感じます。
自然には様々な生き物がいます。
動物園でなくても見る事が出来る珍しい生き物には子ども達も見入ってました。
「自然の中で学ぶ」という貴重な体験ができる場として、この農業体験ツアーは続いていってほしいものです。
そうしていくうちに、集落の存在を知ってもらい、現状を知って、活性化につなげていけば良いですね。
この体験農業は、そのためのいいきっかけ作りになると思います。
来年もまた、田植え~稲刈り~脱穀作業と、体験ツアーを開催予定なので、もっともっとたくさんの方に参加いただき、楽しんでもらうとともに、集落の現状を知っていただきたいです。